念仏小僧 犬太郎

色不異空 空不異色 色即是空 空即是色

人形山

昔々、親孝行の姉妹が、母親の病が治ったお礼に頂上の宮に行ったが、吹雪のため遭難し、帰ってこなかった。
残雪の頃、山腹に、姉妹が手をつないだ雪形が現れることからこの名が付いたという。
したがって、一般的には「にんぎょうさん」と呼ばれているが、「ひとかたやま」と呼ぶ人もいる。

日本三百名山なので全国から人がやって来るが、その山行記録を読むと、たいてい、アクセス道路が悪路だと書かれている。
確かに、五箇山荘から先の市道も林道も整備不十分で走りにくく、特に林道高成1号線の走行は、普通車の場合に慎重な運転を要する。
標識も少ないので、道順も分かりにくい。
このため、登山口は立派なのだが、随分山奥までやって来てしまったと感じられる。
遠方からやって来る人は、登山口にたどり着くのも大変だろう。
6月の第1日曜日に行われる山開きには300人も来る人気の山、是非、整備を進めてもらいたい。

歩行距離12km、高低差900m、上り2:30、下り2:10。
今日出会った登山者36人。

今日歩いたルート。

6時50分、出発。

しばらく杉林の中の緩い滑りやすい道を行く。

7時30分、第1休憩所通過。

ここからは雑木林の中のやや勾配の強い滑りやすい道を行く。

8時、第2休憩所通過。
標識が熊にかじられている。

8時30分、宮屋敷跡到着。

頂上はまだ遠い。
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登山道を囲む妙なダケカンバとブナ。

9時10分、三ヶ辻山分岐通過。

頂上への稜線。

9時20分、頂上到着。

少し南側にあるもう一つの頂上。

白山、笈ヶ岳、大笠山

笈ヶ岳と大笠山

北アルプスは雲の中。

風が強く寒い。

9時30分、下山開始。

頂上を振り返る。

もう行くことはない三ヶ辻山。

宮屋敷跡への稜線。

カラモン峰と大滝山。

登山道を振り返る。
木の根が滑って歩きにくい。

11時40分、下山。

バスで東京の登山愛好会約20人が来ていた。
明日は大笠山に登るそうだ。
明日は厳しい、以前やはり東京から来た愛好会の1人が最後の下りで落ちて死んだと脅かしておいた。