古民家
菅野家は、北海道との交易で財を築き、 1889年に高岡銀行(現:北陸銀行)、 1903年に高岡電燈(現:北陸電力)、 1914年には高岡ガスを創立する一方で、 政界にも進出して高岡政財界の中心的な存在として活躍した。高岡では1900年に町の6…
現在は「土蔵造りのまち資料館」として開放されている。 室崎家は1868年に室崎商店を創業し、 綿糸、綿布、畳表などの卸業を手広く営んでいた。 その後、北一株式会社に変わり、石油製品の卸小売も開始して、 1929年には北陸最初のガソリンスタンド…
1890年頃に建築された北前船廻船問屋。 現在、伏木北前船資料館になっている。 北前船の寄港を監視する望楼が建っているのが特徴。 北前船廻船業は江戸時代後期から明治時代中期にかけて繁栄したが、 その後は産業構造の変化にともなって急激に衰退して…
武田家は、武田信玄の弟・逍遙軒信綱の子孫と伝えられており、 太田村の歴代の肝煎を務めた豪農。 武田信玄の妻と第11代本願寺宗主顕如の妻は、 姉妹であったという関係から、 甲斐武田家の没落(1582年)後、 縁のあった本願寺派の勝興寺を頼って来た…
越中の売薬さんが売る薬は、自ら製造するのが基本である。 この売薬さんに薬の原料を売るのが薬種商である。 金岡家は江戸時代末期から薬種商を営んで財を築き、 その売薬資本が富山県近代産業を発展させる原動力となった。家 祖 金剛寺屋又右衛門 1860…
内山家は1500年代初期に宮尾で神通川の氾濫原野を新田開発し、 大地主となった豪農。 江戸時代には一千石地主と呼ばれていた。 富山藩主の信頼厚く、 歴代の十村役(他藩では大庄屋、大名主、大肝煎)を務め、 農村管理にあたった。 現在の建物は168…
浮田家は1500年代にこの地に根付いた豪農である。 宇喜多家と縁があり「浮田」を名乗るようになったといわれる。 ちなみに当地は富山市であるが加賀藩領であった。 敷地面積1573坪、建物面積134坪。 3代宗兵衛、奥山絵図方、500石。 1693…
1878年に建築された北前船廻船問屋。 北前船は「倍倍」に儲かることから「バイ船」とも呼ばれた。 また、行きと帰りに儲かることから、「のこぎり商売」とも言われた。 北海道へ、米、醤油、酒、薬などを運び、 北海道から、昆布、ニシン、サケなどを運…