内山家は1500年代初期に宮尾で神通川の氾濫原野を新田開発し、
大地主となった豪農。
江戸時代には一千石地主と呼ばれていた。
富山藩主の信頼厚く、
歴代の十村役(他藩では大庄屋、大名主、大肝煎)を務め、
農村管理にあたった。
現在の建物は1686年に建てられたもので建物面積440坪、
敷地面積は3759坪、約110m×110m。
施設平面図。
表の塀。
正門。
正門。
屏中門。
正面。
左:一般客口、右:式台。
式台は身分の高い人が使う玄関。
長式台。
大広間。
内山家は小字柳原にあることから「柳原草堂」とも呼ばれていた。
大広間の槍・薙刀。
富山藩前田家から明治時代中期に譲られたもの。
客用湯殿。
座敷。
表座敷。
濡れ縁。
南から見る濡れ縁。
つくばい。
地下は水琴窟になっている。
月見台。
南東方向の庭。
南方向の庭。
北西方向の庭。
雪隠。
書院。
1890年に外川が建築。
外川とは第12代当主の内山松世の号。
書院の茶室。
1890年に外川が建築。
水屋。
控の間。
外川の間。
台子の間。
台子とは茶道で使う水指など茶道具を置く棚のことである。
この「蟹の茶棚」があるのでこの名が付いた。
仏間。
仏壇は1872年に京都で作った紫檀作り。
仏像は1882年に西本願寺からいただいたもの。
仏間の電灯。
仏間の隣の居間。
二階への階段。
二階、南の間。
二階、北の間。
隠し二階への入口。
隠し二階。
隠し二階から下りる階段。
手前は居間、奥が桜香の間。
桜香とは第13代当主の季友の妻・量子の法名。
食事の間。
食事の間の隣の居間。
見学者の休憩室となっている。
化粧の間。
台所。
台所用品。
流し。
かまど。
女中部屋。
はしにわ。
「にわ」とは家の中の土間のこと。
餅つき、味噌醤油造りに使われた。
はしにわの天井の木組み。
かまど。
囲炉裏部屋。
人夫の臨時休憩所。
井戸。
物置、炭小屋。
籾倉。
籾倉の内部。
欄間職人の部屋。
にわ、肥小屋。
にわ内部。
肥小屋内部。
変な形の建物だと思っていたら、
裏側の凹んだ部分は道具を納めるスペースになっていた。
鳥小屋。
現在は見学者の休憩所になっている。
味噌蔵。
土蔵。
収蔵品。
職人工房。
茶室、夜雨廰(やうちょう)。
1879年建築。
茶室、三入庵。
1927年に外川が建築。