念仏小僧 犬太郎

色不異空 空不異色 色即是空 空即是色

西園寺昌美講演会

白光真宏会会長・西園寺昌美先生の講演会が、
金沢市北國新聞赤羽ホールで開催された。

会長は祈りによる世界平和運動の指導者である。
二十歳のころ、過酷な霊病に侵されたため、
初代会長・五井昌久先生に預けられ、
常に守護神に守られていることを知り、後に養女となった。

五井先生は若いころ、
三ヶ月間にわたる想念停止状態を体験したそうだ。

想いとは頭の中に発生した煩悩器官の分泌物である。
したがって想いがないということは、
煩悩器官が機能していないということである。
そのことを悟るといい、仏になるということだが、
普通は肉体が滅びるまでは煩悩器官も機能し続けるので、
人間である限り悟り仏になることはできない。

「ない物を嘆くのではなく、ある物を有難く思え」、
「否定的な言葉は捨て、肯定的な言葉で満たせ」、
現実的にはおっしゃる通り。
しかし、
世界人類が平和でありますように」、
この世界に平和などというものがあるのだろうか。
毎日、山のように動物たちに血しぶきをあげさせ、
生きながらえている我々に平和を語る資格があるのだろうか。
地獄は一定すみかぞかし、
親鸞聖人の悩みは消えない。