念仏小僧 犬太郎

色不異空 空不異色 色即是空 空即是色

若狭鯖街道熊川宿

若狭街道は、小浜市から若狭町の日笠を通り、熊川を経て、
滋賀県高島市朽木を越え、大原八瀬より京都への道である。
古代より大陸文化の受け入れ口のひとつであった若狭地方と、
畿内を結んで、多くの人や物、そして文化が行き交った。

1589年、若狭の領主となった浅野長政は、
熊川が交通と軍事において重要な場所であることから、
諸役免除して宿場町とした。

18世紀後半、若狭湾で大量の鯖が水揚げされるようになり、
これを京都の人々が広く賞味し、祭礼にも欠く事が出来なくなった。
鯖が大量に運ばれたので鯖街道と呼ばれるようになったのである。

案内図。

熊川宿。

熊川番所

旧逸見勘兵衛家住宅。
熊川村の初代村長宅。
その息子・竹之助は初代伊藤忠商事社長の娘婿で二代目社長。

若狭鯖街道熊川宿資料館(宿場館)。
1940年に竹ノ助により建てられた旧熊川村役場。