１６２３年創建、曹洞宗金龍山天徳院。
石川県金沢市小立野4-4-4。
第３代藩主・利常の妻で、第２代将軍秀忠の次女である珠姫の菩提寺。
第２代藩主・利長は、
前田家が徳川幕府に刃向かう計画は一切無い証として、
初代藩主・利家の妻で、
利長の母である松（芳春院）を人質として江戸に送り、
代わりに珠姫を弟・利常の嫁として迎えることにした。
珠姫は１６０１年、３歳のとき金沢へ輿入し、１４歳で結婚、
その後１０年間に３男５女を育てた。
珠姫は利常の妻として、将軍秀忠の娘として、
前田、徳川両家の融和のために心を尽くしたが、
１６２２年の春、夏姫出産後に亡くなった。
まだ２４歳であった。
戒名の「天徳院殿乾運淳貞大禅定尼」にちなんで天徳院と称する。
入口。
山門。
線香台。
鐘、木魚。
本堂。
鎮守堂。
中庭。
