念仏小僧 犬太郎

色不異空 空不異色 色即是空 空即是色

ほたるいかミュージアム

ホタルイカは春に生まれて1年で一生を終える。
日本海を中心にわが国周辺の海に分布しており、
ふだんは水深200〜600mもの深いところに棲んでいる。

春になると産卵のため富山湾の岸近くに集まってくるが、
漁で見られる群れをなしたホタルイカが海面に放つ光は、
宝石のように美しい。

ホタルイカの発光は発光物質に発光酵素が作用することによって起こる。
ホタルイカが光るのには次の3つの理由が考えられる。

●光で身を守る●   
暗い海中で外敵に襲われたときなど光を発することで、
相手を驚かせたり、目くらまし効果を狙う。
   
●光で身を隠す●  
体の海底側(腹側)にある細かい発光器から発光するため、
海底側にいる敵が海面側にいるホタルイカを見ると、
海面からの光に溶け込み姿が見えなくなる。

●光で会話する●
同じ発光器をもつイカの仲間でも、
それぞれの発光器の数や配列、種類の組み合わせなどは微妙に違う。
ホタルイカの眼は、青・水色・緑の3種の色を識別でき、
同じ仲間同士やオスとメスとの間で合図を送ったり、
集団で行動したりすることができる。

この時期は館内に本物のホタルイカがいないので愛想ない。

菊花ホタルイカがお出迎え。

ブリ定置網。

ホタルイカ定置網。

ズワイガニ

ホタルイカ発光。

漁獲時発光。