江戸時代初期まで金沢と富山を結ぶ街道は、
戸出・太閤山を通るルートだった。
しかし、1609年に高岡が開町されると、
高岡・小杉を通るルートが新設され、これが本道になった。
また、1939年に富山藩が分藩されてからは、
小杉から下村・岩瀬を経て水橋へ行く、
富山城下を通らない街道も新設され、
加賀藩の大名行列はこのルートを取った。
この町は北陸街道の宿場町として、
また、下条川の船運の基地としても発展したようだ。
一里塚。
江戸時代に街道の里程標として約4km毎に設置された。
赤壁家。
元は造り酒屋。
砺波射水郡奉行所跡。
加賀藩が砺波郡と射水郡の農民を治めるため、
1665年に設置した地方役所。
加賀藩高札場跡。
藩が決めた事を領民に知らせるために板札に墨書し、
人通りの多いところに高く掲げた場所。
小杉展示館。
1911年に建造された小杉貯金銀行本店。
1943年に北陸銀行小杉支店となり1979年まで営業していた。
十社大神。
1400年に伊勢神宮の末社として鎮座されたと伝わり、
天照大御神を主祭神とする。
蓮王寺。
701年創建、真言宗鷹尾山蓮王寺。
越中国守佐伯有若が鷹を供養するために建立したといわれる。
佐伯有若は立山開山の祖佐伯有頼の父親。
竹内源造記念館。
1934年に建造された小杉町役場。
明治時代後期から昭和時代初期に活躍した小杉左官竹内源造の鏝絵作品を収蔵しているが、現在、改装中で入れない。
片口屋。
1830年創業の味噌醤油醸造所。
道標。
右とやま、左いわせ。
右へ行くと追分茶屋から呉羽山を越え舟橋を渡って富山城下、
左へ行くと下村を経て萩浦橋あたりで神通川を船で渡り岩瀬。