念仏小僧 犬太郎

色不異空 空不異色 色即是空 空即是色

富山城址公園散歩

富山城の歴史
1582年 佐々成政が入城。
1585年 佐々成政豊臣秀吉に敗れ壊城。
1597年 前田利長が参議になり入城。
1598年 前田利長加賀藩主となり金沢城へ移城。
1605年 前田利長が隠居し入城。
1609年 前田利長が大火による焼失のため高岡城へ移城。
1615年 一国一城令により廃城。
1639年 富山藩が分藩されたが神通川右岸は加賀藩領地。
1640年 初代富山藩主前田利次が加賀藩から借り受け入城。
1659年 領地交換により富山藩領地となり富山前田家の居城。
1661年 本格的な修復工事開始。
1871年 廃藩置県により廃城。

富山藩は1639年に誕生して230年の長きにわたり続いたが、
水害、火災、震災、財政難に苦しんだらしく、
藩政の中心である富山城も門のある所だけ石垣で後は土塁であったし、
天守閣の建設も頓挫して、本丸に御殿があっただけのようである。

明治時代以降、都市整備にともなって城域は縮小し、今では本丸と西の丸を残すだけとなった。

現在の天守閣は、1954年に戦後復興を記念して開催された富山産業大博覧会にあわせて建てられた模擬天守閣である。

現在、新しい公園に整備されつつある。

富山城復元図。
富山県立図書館「越中富山御城下絵図」などから作製。

富山城址公園案内図。

富山城址公園整備計画図。

模擬天守閣。

鉄御門:くろがねごもん。
鉄板張の扉が付けられていたため、この名前になったと考えられる。

鏡石。

本丸側。

二階櫓御門礎石。
二の丸の入口に、一階を門、二階を櫓とした最も厳重な形式の城門があったが、この礎石は扉の両側に建つ本柱の礎石と考えられる。

千歳御門。
1849年、第10代富山藩主前田利保は東出丸の東側に千歳御殿を建てて隠居した。
その正門は明治時代初期に豪農の館の門にするため移築されたが、2008年に寄付を受け現在地に移築された。

搦手門。

富山市郷土博物館。

第9代藩主前田利幹所用。

富山市佐藤記念美術館。

館内に古民家の座敷が移築されている。

前田正甫。
第2代藩主、反魂丹を全国に広めた越中売薬の祖。

松川べりにある小庭園。

小庭園の池に架かる景雲橋。

富山市立図書館。
2015年に西町へ移転する予定。

蒸気機関車9600型。