朝起きると、どんよりと曇っている。
しかし、山カメラをチェックすると立山と笠ヶ岳は晴れている、出撃。
有峰林道の亀谷ゲートを開門の6時に通過、ここまでは霧雨だったが上に行くに従って青空がどんどん広がっていく。
ついこの前まで有峰に行くのは命がけだったが、今ではトンネルも整備され、高性能タイヤに物を言わせて、30分後には登高開始。
三角点を過ぎると遮る物の無いハイキングコースとなるのだが、太郎平小屋に着く頃には既にヘロヘロ、頂上まで行けるのかと心配になる。
訓練は積んでいると言い聞かせ、呼吸を多く深くして高山病に備え、黙々と進む。
ここは薬師岳山荘が在るので心強い。
いざとなれば、山荘か小屋に泊まればよい、次の日も天気は良さそうだ。
薬師岳山荘から先が長く苦しいのは去年経験済みだが、今回もやっぱり苦しかった。
それでも目標の12時に5分遅刻で頂上に到着。
太郎平まで殆ど雪はないし、薬師峠と薬師平との間の雪は、太郎平小屋の人がスコップでステップを切ってくれたので、アイゼン、ピッケルは必要ない。
まだシーズン前、何処も閑散としていた。
今日は梅雨の合間、好天に恵まれ、過酷だったが、青空の下、ゲート閉門の8時までにはたっぷりと時間はあるし、何より太陽は何時まで経っても高い所にあり、のんびりと歩けた、感謝感謝。
歩行距離22km、高低差1570m、上り5:30、下り4:20。
今日出会った登山者約20人。
先月登った北ノ俣岳、向こうから太郎平小屋がよく見えた。
薬師岳山荘から避難小屋跡、頂上
薬師如来、閉山時は上滝の大川寺におられるそうだ。
剣岳。
槍ヶ岳。
薬師岳山荘と太郎平小屋。
大日岳、奥大日岳、たけのこ剣岳。
積雪ポールの近くはチングルマ畑。
道端に水芭蕉。