天気が回復するのを、或いは雲の上に出るのを期待したものの、終始、霧雨と小雨だったが、幸い風が弱かった。
眺望も無い中、濡れた岩にしがみついて、這い蹲るような登りに、何度か投げ出したくなったが、止めたところで帰りも楽ではなく、同じようなもの、ズルズルと進んで行った。
それでなくても緊張を強いられる山なのに、前進は良いトレーニングになったのか、それとも判断が甘かったのか、良く分からない。
2200mと山荘の間はアイゼンとピッケル、頂上直下の雪渓はピッケルを使ったが、この雪渓はもう危険性は無いだろう。
天気が悪いせいか、何処も閑散としていた。
歩行距離9km、高低差770m、上り3:40、下り2:40。
今日出会った登山者約10人。
西穂高口駅。