寺院
長らく修復工事が続けられてきた本坊が完成し、 一般公開された。 さすがに加賀百万石の庇護を受けてきた名刹だけあって、 規模が大きく、見ごたえがある。本堂。 台所。 式台。 大広間。 渡り廊下。 書院。 手前:御内仏、奥:御霊屋、左:本堂。 宝蔵。
能登国分寺は、かつてこの地方を支配した能登臣の一族により飛鳥時代末期に建てられた大興寺を前身とする。 843年、能登国司に赴任した春枝王により、大興寺を国分寺に昇格。 741年に聖武天皇が国分寺建立の詔を発布してから約100年経てからの建立…
1551年創建、浄土真宗本願寺派桐野山聞名寺。 坂の町・八尾は聞名寺の門前町。 八尾町は1636年に開町されたときは加賀藩に属していたが、1639年に富山藩が成立し、以後、養蚕や製紙で富山藩の財政を支えてきた。坂の町。 高台に建つ聞名寺。 石…
土山御坊は、1471年、蓮如が土豪・杉浦万兵衛の屋敷に逗留していた時に建てられたという。 土山御坊は、瑞泉寺や善徳寺とともに越中一向一揆の最重要拠点として発展していく。 その後、1494年に高窪、1519年に末友、1584年には高岡市伏木に…
高野山真言宗倶利伽羅山不動寺。倶利迦羅不動寺には、かつて弘法大師創建と伝えられる七堂伽藍と十二ヶ寺の塔頭寺院が建立されていたという。 1998年に、その伽藍の復興事業のひとつとして、鳳凰殿が竹橋地区に復興された。 中央の三仏堂では不動明王、…
高野山真言宗仁王山護国寺。護国寺は新潟県境に近い境で、日本海を臨む高台にある。 よく手入れされた裏山の庭園には石造物が多く、シャクナゲやツツジが咲き誇る。 春の花の季節には多くの人で賑わっている。 海沿いとは言え、雪も結構多いだろう。 これだ…
1559年創建、浄土真宗大谷派廓龍山善徳寺。江戸時代には加賀藩の庇護のもと、 越中国の真宗寺院の触頭役として隆盛し、 加賀藩主の子を住職として迎えることもあった。境内図。 山門。 式台門。 太鼓堂。 鐘楼堂。 経堂。 巨大杉。 本堂。 内庭。
806年、坂上田村麿創建、真言宗御室派棡山明通寺。 福井県小浜市門前5-22。征夷大将軍・坂上田村麿が蝦夷征伐のため北陸地方を巡行中、 老居士の命ずるままに天下泰平・諸人安穏のため堂塔を建立し、 老居士が棡木(ゆずりぎ)をきって、 薬師如来、降三世…
1312年、瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)創建、 曹洞宗洞谷山(とうこくさん)永光寺(ようこうじ)。 石川県羽咋市酒井町イー11。瑩山禅師は永平寺で修業した後、 金沢市の大乗寺の第2代住職となり、 その後、当寺を開山、さらに輪島市門前町の総持寺も開…
曹洞宗高岡山瑞龍寺。 前田利長の菩提を弔うため弟の利常が建てた寺。 前田家ゆかりの寺だけあって豪壮、宝物も多い。 織田信長や豊臣秀吉の自筆書状も展示されている。総門。 山門。 仏殿。 法堂。 江戸時代後期の高岡。 回廊。 瑞龍寺文化財保存館。 禅堂…
石動山は、古くは「いするぎやま」と呼ばれた信仰の山。 その名の由来は、伊須流岐比古神社の境内に鎮座する動字石にある。 この動字石が天から落ちて山が揺れ動いたため、 石動山と名付けられたという。 開山は白山を開いた泰澄大師といわれている。 山岳信仰…
飛騨を平定した金森長近は、 飛騨高山の街づくりを行う一方、 子の可重に増島城を築城させ、 古川の街づくりを進めた。高山の奥座敷といわれる飛騨古川は、 古い町並み、白壁土蔵、お寺、川や用水などが、 凝縮されて落ち着いた風情を醸し出している。なお、…
古い町並みに神社仏閣も寄り添い溶け込んでいる高山。 古い町並みや朝市には人があふれているが、 町の中の神社仏閣には観光客がいるものの、 すぐ隣の東山寺院群などはひっそりとして落ち着いている。 ここら辺は少し高台にあり、町の眺めも良い。 ●桜山八…
国泰寺は慈雲妙意が二上山中に1300年ごろに創建したもので、 当初は摩項山東松寺と称した。 その後、後醍醐天皇の帰依を受け、 1328年に「護国摩頂巨山国泰仁王万年禅寺」の勅額を下賜され、 国泰寺と称し、1580年ごろに現在地に移った。 開山忌…
七尾市の北西に位置する寺院群。 1581年、前田利家が奥能登地域からの七尾城の防御を目的に、 浄土真宗を除く各宗派の寺院を防御陣地として移転配置した。 当初は29の寺院が存在したが、現存する寺院は16。案内図。 ●常通寺●浄土宗攝取山常通寺。山…
812年創建、高野山真言宗倶利迦羅不動寺。 718年、中国から渡来したインドの高僧・善無畏三蔵法師が、 倶利迦羅不動明王を彫刻した。 その尊像を、後に弘法大師が諸国を巡る途中に拝し、 あまりの有難さに扉を閉め、本尊と同体の不動尊像を彫り、 前立…
婦中町にある常楽寺において、 普段は公開されていない重要文化財の観音様が、 4月18日にだけ公開される。本堂。 しだれ桜。 願叶え地蔵。 本堂から100mほど山側に離れた所にある三十三観音。 今日は着飾り、花も供えられている。 同じく観音堂。 1…
1442年、如乗創建、浄土真宗大谷派松扉山本泉寺。 金沢市二俣町子8。 如乗は瑞泉寺の第2代住職で蓮如の叔父にあたる。金沢と井波を結ぶ最短の道・県道金沢井波線の途中にある寺。 この道は、かつて金沢城の前身である尾山御坊と井波瑞泉寺を結ぶ、 つ…
644年創建、無宗派定額山善光寺。 本尊は阿弥陀如来。上越に流刑となった親鸞聖人は、4年後に赦免されたが、 2年ほど上越に留まった後、茨城に移住した。 茨城に行く途中、善光寺にしばらく滞在したようだ。正規の駐車場に入るのには相当の時間を要する…
1611年創建、浄土真宗本願寺派。山門:1893年建立。 鐘楼堂:1856年建立。 経蔵:1866年建立。 本堂:1849年建立。
1634年創建、浄土真宗大谷派。大門:1957年建立。 鐘楼。 本堂:1971年建立。
金沢城築城の際に、 戸室山から切り出した石垣を運ぶために使われた道、 「いし曳きの道」に沿って30ぐらいの寺社が点在している。 寺院群ということになっているが、 結構ばらついており、小さな寺院も多い。案内図。 ●天徳院●曹洞宗金龍山天徳院。 前田…
70近くの寺院が立ち並ぶ。 江戸時代に一向一揆の対策として寺院が集められたそうだ。一部が現代風に改築された寺、駐車場になった寺、 保育園になった寺、さびれた寺、 などが入り混じっており、都市に飲み込まれているようである。案内図。 ●立像寺●日蓮…
金沢市の浅野川に隣接する卯辰山山麓には多数の寺社が点在している。 この約50の寺社を卯辰山山麓寺院群と呼ぶ。 金沢城から見て鬼門に当たるため、 ここに寺社を集めて厄除け行ったとも言われている。 この界隈には昔の町並みが残り、 狭い路地や坂道、黒…
1471年創建、浄土真宗大谷派躅飛山(ちょくひざん)光徳寺。 富山県南砺市法林寺308。蓮如上人の直筆類や法宝物を所蔵している。 また、板画家・棟方志功が、 戦時中同寺に疎開して創作活動を行ったことから、 多くの名作を所蔵展示している。山門。 山…
1583年、大透和尚創建、曹洞宗護国寺宝円寺。 石川県金沢市宝町6-14。利家の葬儀が行われた前田家累代の菩提寺。山門。 本堂。 内陣。 釈迦如来。 御開山。 仁王像。 明治時代に火災に逢ったが、 焼け残った阿形像は修復され、焼失した吽形像は復元され…
1662年創建、浄土宗龍宝山如来寺。 石川県金沢市小立野5-1-15。1656年、 第4代藩主・前田光高の妻・清泰院(水戸光圀の姉)が亡くなり、 1662年、 子である第5代藩主・前田綱紀が母・清泰院の位牌所としたことから、 以後、徳川家の家系に属する…
1623年創建、曹洞宗金龍山天徳院。 石川県金沢市小立野4-4-4。第3代藩主・利常の妻で、第2代将軍秀忠の次女である珠姫の菩提寺。第2代藩主・利長は、 前田家が徳川幕府に刃向かう計画は一切無い証として、 初代藩主・利家の妻で、 利長の母である松(…
1500年頃創建、浄土真宗大谷派明達寺。 明達寺の創建は不詳だが、伝承によると、 越中の豆腐屋の主人が出家し開山したのが始まりと伝えられている。 石川県白山市北安田町1106。座右の書「歎異抄講話」の著者・暁烏敏が生まれた寺。 暁烏敏は1877年…
1786年、日輪禅師創建、曹洞宗法羅陀山長慶寺。 富山市五艘1882。五百羅漢といった方が分かりやすい。境内図。 本堂内部。 釈迦如来。 桜谷大仏。 明治の廃仏毀釈により壊されて頭部だけが残っている。 ここから見る小佐波御前山は左右対称で美しい。 五…